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抗酸化作用とは?抗酸化物質は免疫力アップと老化防止になる食物と成分

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抗酸化作用のある食べ物とは?抗酸化物質を食べると動脈硬化やがんの予防になる!

日常生活の中で、「抗酸化作用」という言葉を聞くことがあると思いますが、「そもそも抗酸化作用って一体何?」という疑問をお持ちの方もいますね。

抗酸化作用のある食事を取ることは、健康維持のためにもとても大切です。

抗酸化物資を摂取することは、免疫力アップ、動脈硬化やがんの予防、老化の防止にもつながります。

この記事は
・抗酸化作用・抗酸化物質とは?
・抗酸化ビタミンと緑黄色野菜とは?
について書いています。
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抗酸化作用とは?Antioxidant 抗酸化物質の食べ物

抗酸化作用とは


食べ物や美容系の商品を見ると「抗酸化作用」「老化防止」などという言葉を目にすることがあると思います。

では、抗酸化作用とは一体何?という疑問をお持ちの方もいますね。

そこで、ここでは抗酸化作用についてご説明したいと思います。

抗酸化作用とは、活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える働きのことです。

活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。

抗酸化物質とは

そして、活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く物質のことを「抗酸化物質」と呼びます。

抗酸化物質には、体内で合成されるもののほかに、ポリフェノールとカロテノイドがあります。

ポリフェノールとカロテノイドは、食べ物から摂取することが出来る抗酸化物質です。

ポリフェノール・ブルーベリーなどに含まれるアントシアニン、
・大豆に含まれるイソフラボンやサポニン、
・ゴマの成分が変化してできるセサミノール、
・そばに含まれるルチン、
・緑茶のカテキンと
・発酵茶(紅茶・ウーロン茶など)のテアフラビンの総称であるタンニン
カロテノイド・緑黄色野菜や果物など多くの食品に含まれるβ-カロテンやリコピン、
・えびやかになど甲殻類や、さけ・ますなど魚類がもつアスタキサンチン

ですので、ポリフェノールとカロテノイドを摂取すると、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下など予防に繋がります。

では次に、「抗酸化ビタミン」について見てみましょう。

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抗酸化ビタミンとは?

抗酸化ビタミン

活性酸素の働きを抑える作用(抗酸化作用)を持つビタミンのことで、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどです。

人間の身体は本来、酵素によって活性酸素を抑える働きが備わっていますが、年齢を重ねるとともに体内で作られる酵素の量は減少していきます。

抗酸化ビタミンは、酵素によって処理しきれない活性酸素の働きを抑える抗酸化物質のひとつとして注目されています。

ビタミンA

ビタミンAは食品中にβ-カロテン(カロテノイドの一種)として多く含まれますが、このβ-カロテンには活性酸素の発生を抑え、取り除く働きがあります。

ビタミンE

ビタミンEは抗酸化作用のほか、細胞内に過酸化脂質が作られるのを抑える働きがあります。

また、ビタミンEは生理痛や女性の更年期障害に効果的なビタミンです。詳しくは、こちらの記事をご覧くださいね。

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ビタミンC

ビタミンCもまた過酸化脂質の生成を抑える働きを持っています。

このほか「ビタミン様作用物質」と呼ばれ、厳密にはビタミンとは区別されるものの中にも、コエンザイムQ10など抗酸化作用を持つものがあります。

上記の様に多くのビタミンは必要だけれど、全ての摂取はなかなか難しい。

そこで野菜不足の解決策については、こちらの記事に書いていますので、ぜひご覧ください!

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抗酸化作用のあるカロテノイドは「緑黄色野菜」から摂取

では、緑黄色野菜(りょくおうしょくやさい)とはどんな野菜なのか?

ほうれん草・にんじん・かぼちゃなど、カロテンを可食部100g中に600マイクログラム(600μg)以上含む野菜の総称を緑黄色野菜といいます。

一般には、緑色や黄色・赤色などの色の濃い野菜ととらえられていますね。

しかし、「原則として可食部100g当たりカロテン(カロチン)含量が600マイクログラム(μg)以上の野菜」が」緑黄色野菜という基準が厚生労働省により決められています。

トマト・ピーマンなどは、可食部100g中のカロテン含有量が実際には600マイクログラム未満ですが、食べる回数や量が多いため、緑黄色野菜に分類されています。

カロテンには体内の活性酸素を減らす抗酸化作用があります。またβ-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されるので「プロビタミンA」とも呼ばれています。

緑黄色野菜にはカロテン類だけではなく、ビタミンCも豊富に含まれ、ほかにビタミンK・葉酸・ミネラルなどを多く含んでいます。

カロテンは脂溶性であることから、油類といっしょに摂取した方が吸収されやすいのです!

また、ビタミンCを多く含む食品については、こちらの記事をご覧くださいね。

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抗酸化作用とは?抗酸化物質は免疫力アップと老化防止になる成分のまとめ


この記事では、抗酸化作用とは何かをご説明しました。

抗酸化作用とは、活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える働きのことで、抗酸化作用のある食事をすると、免疫力の上昇、老化防止、また動脈硬化やがんの予防に役立ちます。

ポリフェノールとカロテノイドは、食べ物から摂取することが出来る抗酸化物質です。

これらを食品を多くとることによって老化防止になりますので、できるだけ多くの野菜や果物を摂取するように心がけましょう!

♦夏になると、夏バテを心配される方も多いと思いますが、抗酸化作用のある食事をして免疫力を上げることは夏バテ防止にも繋がりますので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいネ。

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参照:厚生労働省e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)

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