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人工甘味料の危険性とは?砂糖の200倍の甘さは、体が錯覚を起こしてしまう

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人工甘味料とは?カロリーゼロでも、甘さ自体が危険要素。肥満の原因は人工甘味料

人工甘味料は、カロリーゼロの場合がほとんどですが、砂糖より200倍から600倍の甘さがあります。

カロリーがゼロでも、この甘さが体に錯覚を起こし、肥満に繋がります。また、化学合成によって作られた人工甘味料は、身体にさまざまな副作用を起こします。

ここでは、人口甘味料とは何か、どのような食品に含まれているのか、また身体への副作用についてご説明します。

この記事は
・人工甘味料とは?
・人工甘味料の危険性
・人工甘味料の種類と用途
について書いています。
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人工甘味料には危険性があるの?

人工甘味料は肥満を招く

清涼飲料水に大量の砂糖が入っていることは、多くの方がご存じだと思いますが、実はカロリーオフの人工甘味料には大きなリスクが隠れています。

それは、体が「糖が入ってきた!」と錯覚し、インスリンを分泌するのです。

インスリンには血糖値を下げる効果以外に脂肪を貯める作用があるので、結局は砂糖と同じように、肥満を招いてしまうのです。

1950年代から米国では、畜産業でニワトリや豚の餌に人工甘味料を含ませ、急速に太らせていち早く出荷できるような事業が行われてきたそうです。

皆さんの日常で食べるお肉にしても、その動物がどんな餌を食べてきたのかは表示されていませんから、ニワトリや豚が実際は何を食べてきたかは分かりませんね。

近年の糖尿病やがんなどの生活習慣病の増加においても、もし人間の食生活に多くの人工甘味料が含まれていたら、意図的に太らせ、最終的には医薬品会社の売り上げに繋がることも仕組まれてきたのかもしれません。

と読みとれる内容が、フードレボリューションからは読み取ることが出来ました。

参考:Food Revolution

人工甘味料の副作用

また、人工甘味料を摂取することによって、肥満になるだけでなく沢山の副作用が発生します。

頭痛、めまい、ガン、呼吸器疾患、下痢、肺や肝臓の問題、湿疹、神経障害、などという様々な身体的な問題が報告されています。

また、常に人工甘味料の含まれた飲み物を摂取していないと頭痛がひどくなる、というような、ある種の中毒性を引き起こしているのかもしれません。

スタバなどにコーヒーを買いに行く人も多いかもしれませんが、その時に使用する甘味料には気を付けてくださいね。

一般的にコーヒーショップには、人工甘味料、漂白された砂糖、黒糖やはちみつが置いてありますが、コーヒーに甘さを足したい方は、できるだけ少量の自然の甘味料(黒糖やはちみつ)を使うように心がけましょう。

また、人工甘味料の副作用については厚生労働省では示されていませんが、米国のドクターの研究結果では副作用が示されています。

参考:https://drpeterosborne.com/

インスリンとは?

では、人工甘味料の摂取時、体に糖が入ってきたと錯覚して分泌する「インスリン」とは一体何でしょうか?

インスリンは、インシュリンとも呼ばれ、膵臓から分泌されるホルモンの一種です。糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持っています。

膵臓にはランゲルハンス島(膵島)と呼ばれる細胞の集まりがあり、その中のβ細胞から分泌されるものが、インスリンです。

食後に血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上昇すると、それに反応して膵臓からインスリンが分泌されます。

細胞の表面にはインスリン受容体があり、インスリンがこの受容体に結合することで、細胞は血液中のブドウ糖をとりこみ、エネルギー源として利用します。余ったブドウ糖はグリコーゲンや中性脂肪に合成され蓄えられますが、その合成を促進するのもインスリンの働きです。

このように、血糖値を下げる働きをするホルモンはインスリンだけですので、糖尿病の予防には食後の急激な血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌を節約することが大切です。

人工甘味料は肥満を招き、糖尿病まで招いてしまう恐れがあるんですね。

食後、急激に眠くなったりする場合は、血糖値が急激に上昇しているかもしれませんので、こちらの記事も参考にしてくださいね。

>>食後、急激に眠くなる?食後の血糖値の上昇を抑える方法をご紹介!

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人工甘味料とは?

では、体が「糖が入ってきた!」と錯覚してしまう人工甘味料とは何かを見てみましょう。

砂糖をはじめとする甘味料は、糖質系甘味料と呼ばれます。その反対に、非糖質系甘味料は、天然甘味料と人工甘味料に分けられています。

天然甘味料は、植物の葉などに含まれる甘味成分を抽出したものであり、「ステビア」「甘草(グリチルリチン)」などがあります。

人工甘味料は、化学合成により作られた甘味料で、砂糖の数百倍の甘味度を有しているのが特徴であり、「アスパルテーム」「アセスルファムカリウム」「スクラロース」、「サッカリン」などがあります。

日本国内では一応、人工甘味料は食品衛生法に基づき、厚生労働大臣が安全性と有効性を確認して指定する指定添加物に該当しているので、人工甘味料を使ったお菓子や清涼飲料水が多く存在しています。

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アスパルテーム

特性

アスパルテームは、アスパラギン酸とフェニルアラニンの2種類のアミノ酸を縮合させて製造されるアミノ酸系甘味料で、1965年に米国で開発されました。

 カロリーは砂糖と同じ1グラム当たり4キロカロリーですが、甘味度は砂糖の200倍であるため、カロリーを低減することができます。

アスパルテームの特性

1)苦みが少なく砂糖に似た甘味をもち、後味がすっきりしている

2)コーヒーや医薬品などの苦みを隠す効果や、フルーツフレーバーの風味増強効果がある

3)たんぱく質の成分であるアミノ酸からできているため歯垢形成を起こさず、虫歯の原因になりにくい

4)砂糖と比較し、吸湿、軟化しにくい

(注)アスパルテームは、化学名をα―L―アスパルチル―L―フェニルアラニンメチルエステルといい、人工甘味料を使用している食品の購入に当たっては「L―フェニルアラニン化合物」の表示を確認してください。

主な用途

アスパルテームの主な用途は、カロリー低減製品の甘味料としての使用です。

お菓子では、ガム、錠菓、ゼリーなどで使用されています。ガムでは、シュガーレスガムなどの甘味料としての使用のほか、味を長持ちさせるための使用が挙げられました。

清涼飲料では、カロリーゼロやカロリーオフタイプの炭酸飲料などで使用されており、アセスルファムカリウムと併用している事例が多いようで、乳製品ではヨーグルト製品への使用もあるようです。

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アセスルファムカリウム

特性

アセスルファムカリウムは、酢酸由来のジケテンと酸性洗浄剤などとして利用されているスルファミン酸を合成反応させた後に、三酸化硫黄を反応させ、水酸化カリウムで中和、結晶化したもので、1967年にドイツで開発されました。

甘味度は砂糖の200倍であり、カロリーは1グラム当たり0キロカロリーです。

アセスルファムカリウムの特性

1)甘みを速く感じ、後味のない甘味を持つが、特有の苦みを感じる場合がある
2)熱や酵素に対し安定性が高く、水溶液中でも安定性が高い
3)水溶性が高い
4)アスパルテームなどの他の甘味料との併用によって、砂糖に近い甘味となる
5)虫歯の原因になりにくい

日本では、2000年に食品添加物として指定を受けており、使用食品ごとに使用基準が設定されています。

主な用途

アセスルファムカリウムの主な用途は、カロリー低減製品の甘味料としての使用です。

清涼飲料では、カロリーゼロやカロリーオフタイプの炭酸飲料、スポーツ飲料、紅茶、コーヒーなど使用製品は多岐にわたっています。

これらの飲料の多くは、アスパルテームやスクラロースと併用していて、他の人工甘味料との併用により、砂糖に近い甘味となる特性を生かすためであると考えられています。

お菓子ではゼリーやガム、錠菓などで使用されていて、乳製品ではヨーグルト製品に使用されています。いずれの場合もアスパルテームなどとの併用が多いようです。

漬物では、素材の辛みや臭みを抑制するために使用している事例があるようです。

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スクラロース

特性

スクラロースは、砂糖を原料とする甘味料で、砂糖の3カ所の水酸基を選択的に塩素原子に置換することにより生成され、1976年に英国で開発されました。

甘味度は砂糖の600倍であり、カロリーは1グラム当たり0キロカロリーです。

スクラロースの特性

1)砂糖に近いまろやかな甘味をもつ
2)熱や酸に強く、水などに溶けやすい
3)虫歯の原因になりにくい

主な用途

スクラロースの主な用途は、カロリー低減製品の甘味料としての使用で、佃煮・煮豆や調味料といった、他の人工甘味料では見られなかった製品で使用する企業もあるようです。

清涼飲料では、カロリーゼロやカロリーオフタイプの炭酸飲料、紅茶、コーヒーなど使用製品は多岐にわたっています。

これらの多くは、アセスルファムカリウムと併用していて、スクラロースは熱に強いことなどから、特に、カロリーオフの紅茶や減糖タイプのコーヒーに使用されている事例が多いようです。

お菓子では、ガム、あめ、錠菓、ゼリーなどで使用されており、ゼリーを製造する企業では「コストダウンのためにカロリー低減製品以外でも砂糖の代替として利用している」ようです。

また、パンでは焼き色の抑制のために使用する事例があり、これはスクラロースが砂糖に比べ、熱に強く褐変しにくい特性を利用しているものです。

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人工甘味料は砂糖の200倍から600倍の甘さのまとめ

この記事では、人工甘味料の危険性についてご説明しました。

人工甘味料のカロリーはほとんどない状態ですが、砂糖より200倍から600倍の甘さがあります。

この甘さが体に錯覚を起こし、インスリンの分泌を促し肥満に繋がる結果になってしまいます。

また、厚生労働省では示されていませんが、米国のドクターによると人工甘味料は頭痛、めまい、ガンなどの様々の副作用が生じるという研究結果があります。

主な人工甘味料は、「アスパルテーム」「アセスルファムカリウム」「スクラロース」などですので、それらの特性と用途を理解したうえで摂取するように心がけましょう。

また、砂糖中毒・砂糖依存症についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

>>砂糖中毒とは?気が付かないうちに砂糖依存症になっているかもしれない

参考:厚生労働省Eヘルスネット
農畜産業振興機構

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