ベータグルカンとは、コレステロールの低下や血糖値の改善の効果があり、免疫力アップになる!
はなびらたけやしいたけの様なキノコには「β(ベータ)グルカン」が含まれている、という表示を見たことがありませんか?
では、β(ベータ)グルカンとは一体どんな働きがあるのでしょうか?
ここでは、β(ベータ)グルカンには身体にどのような効果があるのかをご説明します。
・β(ベータ)グルカン
・β(ベータ)グルカンの効果
について書いています。
β(ベータ)グルカンとは?
β(ベータ)グルカンは、穀物、酵母、特定のキノコなどに見られる成分で、サプリメントとしても販売されている可溶性繊維(水に容易に溶解する繊維)です。
β-グルカンはコレステロールの低下、血糖値管理の改善、免疫系の増強など多くの健康上の利点があるといわれています。
可溶性繊維であるβ-グルカン自体は消化されず、腸内の食物輸送を遅らせる働きがあります。その結果、炭水化物はゆっくり吸収され、より安定した血糖値が得られます。
さらに、消化管をゆっくりと移動することによって、コレステロールを一緒に持ちだしてくれる働きがあります。
ホリスティック系の医療の支持者は、β-グルカンのサプリメントは次の健康状態に役立つといわれています。
・アレルギー
・喘息
・クローン病
・慢性疲労症候群
・糖尿病
・線維筋痛
・高コレステロール
・リウマチ
・潰瘍性大腸炎
β-グルカンは免疫系を強化し、風邪、インフルエンザ、さらには癌に抵抗する成分だと言われています。さらに, β-グルカンは、ストレスの有害な影響に対する体の防御を増加させるそうです。
β-グルカンの効果・効能
コレステロールの減少
アメリカで2011年に発表された13年間の研究レポートでは、毎日β-グルカンを摂取することによってコレステロールが大幅に減少してそうです。平均で5~7%のLDLコレストロールの減少があったようです。
また、2014年の研究でも同じ結果が見られ、毎日最低でも3gから10gのβ-グルコンを摂取することによって、コレストロールやLDLコレストロールの減少が見られたそうです。
(注) LDLコレステロールとは、一般的に悪玉コレステロールといわれ、血液中に増加しすぎると動脈硬化リスクが高まるようです。
糖尿病
米国の研究によると、β-グルカンは血糖値の管理、コレステロールの減少、血圧を平常に保つことによって、糖尿病の管理に役立つかもしれないことが発見されました。
ガン
予備的研究結果では、β-グルカンが癌(T細胞およびナチュラルキラー細胞など)と戦う多くの細胞やタンパク質を活性化する可能性があることを示しています。
さらに、動物のテストは、β-グルカンが癌細胞の広がりを阻害する可能性があることを示しています。
しかし、2009年の報告書は、がんの治療におけるβ-グルカンの有効性について「良質の臨床試験データはない」と警告しています。
β-グルカンは世界中の科学者が研究中
実際、β(ベータ)グルカンは地球上で最も研究されている天然免疫調節剤です。
多くの西洋医学の訓練を受けた医師も目を覚まし、その使用を始め、他者にもその使用を推奨しているようです。
彼らは、β(ベータ)グルカンが免疫系を助けるだけでなく、特定の薬物と組み合わせることによって癌を克服するためにより良い仕事をするという多くの利点を見つけ証明しています。
ベータグルカンが、ガン治療に役立つかもしれない研究のまとめ
この記事では、β(ベータ)グルカンについてご説明しました。
β-グルカンは、可溶性繊維であるのでβ-グルカン自体は消化されず、腸内の食物輸送を遅らせる働きがあります。その結果、炭水化物はゆっくり吸収され、より安定した血糖値が得られます。
さらに、消化管をゆっくりと移動することによって、コレステロールを一緒に持ちだしてくれる働きがあります。
β(ベータ)グルカンは、多くの健康不調に効くと言われているので、キノコや酵母を積極的に摂取してみるのもいいかもしれませんね。
著者の知り合いにも、はなびらたけの摂取によりリュウマチの痛みが無くなったという方もいますので、もちろんβ(ベータ)グルカンだけが理由とは限りませんが、スーパーでも買える食材で体調がよくなるなら、食生活に取り入れたいですね。
参考:Very Well Health (https://www.verywellhealth.com/)
DR.VacLav Vetvicka Cancer Tutor (https://www.cancertutor.com/)