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ドローン配送サービスで食糧品や日用品の宅配を中山間部の高齢者へ

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ドローン宅配便で食糧品や日用品の宅配が開始!長野県伊那市とKDDIによる日本初のドローンデリー

長野県伊那市とKDDIは、中山間部に住む高齢者の為にドローンでの食糧品と日用品の配送サービスを開始しました。

自治体でのドローン配送事業は日本初であり、利用者は地域のケーブルテレビを通して注文します。

普段から使い慣れたテレビのリモコンでの注文ですので、お年寄りにも便利なサービスです。

この記事は
・ドローン配送事業とは?
・ドローン配送の利用方法
について書いています。
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自治体運営によるドローン配送事業

出典:KDDI

ドローンの配送事業とは

長野県伊那市とKDDIは、ドローンによる食料品や日用品の配送サービスを開始しました。

実際は、伊那市のケーブルテレビとKDDIが連携して、ケーブルテレビで商品を注文して、ドローンが中山間部の公民館へ注文の品を届けてくれる仕組みです。

自治体が運営主体となってドローン配送事業の本格運用を開始するのは、日本で初めての取り組みのようで、KDDIは次のように言っています。

少子高齢化に伴う買い物困難者が増加する中、食料品などの日用品をケーブルテレビのリモコンで手軽に注文しドローンによる当日配送を実現することで、買い物困難者を支援するとともに、買物支援の担い手不足などの地域課題解決を図っていきます。

田舎に暮らす高齢者の方にとっては、ドローンによる配送サービスは便利なサービスですよね。

以前に政府は、『高齢者は免許を返納してほしい』ということを言っていましたが、食料品や日用品を買いに行くことができなければ、地方の高齢者が免許の返納をすることは不可能ですからね。

配送用のドローンとは?

配送用ドローンは、KDDIのモバイル通信ネットワークに対応し、目視外自律飛行、遠隔監視制御が可能なスマートドローンです。

日用品など最大5kgまで積載し約7km離れた地点までの配送を行います。

また、今回の配送サービスは、ドローン配送だけでなく、地域住民の見守りを行う集落支援員による陸送も実施する、新しいテクノロジーとマンパワーを融合したサービスとなるようです。

そして、このドローンによる配送サービスが開始したことによって、「スーパーシティ構想」に一歩近づいた感じですね。

スーパーシティ構想は全てがAIによって管理された社会ですが、物の配送が人間ではなくドローンに変わることは、その構想に一歩ずつ近づいているように見えますね。

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ドローンの配送サービスの利用方法・長野県伊那市

出典:KDDI

この事業は、『ドローンによる配送だけでなく、利用者の見守りを行う集落支援員による陸送も実施する』ということを目的としてるので、地域での交流の場所も増える良い機会かもしれませんね。

また、伊那市のケーブルテレビと利用してる方が対象となる利用方法です。

利用方法

(1)ケーブルテレビの画面で商品を注文します。
(*午前11時までに注文を受けた商品は、その日の夕方には利用者宅へお届けします。)

(2)注文された商品は、ドローンを使って近隣の公民館まで配送されます。
ドローンで運ぶことのできない荷物については、軽自動車で運ばれます。

(3)利用者はドローンの着陸地点である近隣の公民館に荷物の受け取りに行きます。
取りに行くことができない場合は、ボランティアが配達を行います。

(4)支払いはケーブルテレビ利用料と一緒に口座振替で支払うため、手間がかかりません。

キャッシュレス決済の買い物でもありますね!

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ケーブルテレビを通しての注文システムとは?

テレビ放送にインターネット通信を連携させたハイブリッド・キャストデータ放送システムを使ってテレビから注文を行うことができます。慣れ親しんだリモコンを使うため、操作が簡単です。

なお、ケーブルテレビを用いたこのシステムは、買い物だけでなく、AI乗り合いタクシーの予約や、見守りサポートといった機能も搭載しており、将来的には、遠隔診療車の予約機能などを加えて利用ができるようになる予定です。

今の高齢者にとっては、ケーブルテレビを通して注文をすることが便利かもしれません。

しかし今後の世界では、インターネットで食料品や日用品を注文する際の宅配も、トラックと運転手さんではなく、ドローン配送に変わる日も近いのかもしれませんね。

また、今は日用品など最大5kgまで積載することが可能ですが、今後はその重量も増え、配送距離も長くなっていくのでしょうね!

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ドローン宅配便で食糧品や日用品の宅配のまとめ

出典:KDDI

この記事では、長野県伊那市とKDDI によるドローンでの食糧品と日用品の配送サービスについてご紹介しました。

伊那市が自治体として取り組んでいる事業で、伊那ケーブルテレビを通して食料品などを注文すると、その日のうちに配送ドローンによって地域の公民館に届けられます。

使用するドローンでは5キロまでの配送が可能で、配送距離は現状では7キロです。

今後は、日本中の広い範囲でのドローン配送が行われるようになると、地方の高齢者の方も安心できますね!そして、1人暮らしの高齢者の方などは、注文履歴などから安否確認もできるようになるのかもしれません。

今後が楽しみですね!

参考:伊那ケーブルテレビ
KDDI

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