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顔認証決済サービスの自動販売機“手ぶら”購入が可能に DyDo

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NEC 顔認証決済サービスの自動販売機で“手ぶら”購入が可能になる!DyDo

ダイドードリンコ(DyDo)では2020年7月3日より「顔認証決済のできる自動販売機」の実証実験が始まりました。

日本電気(株)であるNECの顔認証システムを利用した、スマホもお財布もいらない、手ぶらで購入できる新たなキャッシュレス決済サービスです。

DyDoとNECで3か月間の実証実験をするようですが、今後、顔認証決済の自動販売機が社会に登場してくる前に、ここでは顔認証決済サービスとはどういう仕組みなのかをご説明します。

この記事は
・DyDoの顔認証決済自動販売機について
・NECの顔認証システムについて
・今後のキャッシュレス決済について
について書いています。
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DyDo 顔認証決済サービスの自動販売機とは?

ダイドードリンコ(Dydo)は、日本電気株式会社(NEC)の顔認証技術を活用して、日本初となる自動販売機で顔認証による購入が可能となる「顔認証決済自販機」の実証実験を 7月3日(金)より開始しました。

ダイドードリンコでは、人々の価値観や行動様式、また働き方が大きく変容する中、自販機も時代に合わせて進化していく必要があると考えています。

今回、NEC の顔認証技術を活用して日本で初めて自販機に顔認証決済サービスを導入し、“手ぶら”で飲料を購入できる仕組みを実現しました。

顔認証決済サービスによる飲料購入が可能になることで、オフィスや工場等において財布やスマートフォン等を持ち歩かずに済む「便利」さや「快適な環境」が実現できると期待しています。

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DyDo 自販機における顔認証決済サービス実証実験の概要

利用者は、スマートフォンやタブレット等の端末を用いて事前に顔画像やクレジットカード情報、パスコードを登録することで、自販機で購入時に顔とパスコードの 2 要素認証により、簡単かつセキュアに決済が可能になります。

なお、NEC の生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり世界 No.1 の認証精度を有する顔認証技術を活用しています。

実験期間】2020 年 7 月 3 日(金)より約 3 ヵ月間

実験場所】ダイドードリンコ(株)本社、大同薬品工業(株)関東工場、NEC 本社等

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NECの顔認証システム「Bio-IDiom」とは?

「Bio-IDiom(バイオイディオム)」は、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NEC の生体認証の総称です。

世界トップクラスの技術や豊富な実績を活かし、ニーズに合わせて生体認証を使い分け、あるいは組み合わせることで、「誰もが安心してデジタルを活用できる世界」を実現していきます。

Dydoの自動販売機で使われているNECの顔認証は、静止画もしくは動画から検出した顔の特徴を分析し、個人を識別する技術です。

入出国管理や国民IDなど国家レベルでのセキュリティのほか、企業での入退管理やPCログオン、決済など、様々な用途で使われています。

生体認証
生体認証(バイオメトリクス)とは、人間の身体的または行動的特徴を用いて個人認証する仕組みです。生体認証は一人ひとり固有の身体的特徴を鍵としているため、なりすましや偽造が困難でより確実なセキュリティを必要とする場面での本人確認に適しています。NECは1971年に自動指紋照合システムの研究開発に着手して以来、顔認証や指紋認...

米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証技術の性能評価で 5 回目の第 1 位を獲得しているようです。

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今後のキャッシュレス決済社会について

現状について

当ブログではキャッシュレス決済について何度も記事にしてきましたが、この顔認証決済サービスは手ぶらで買い物ができる究極のキャッシュレス決済の始まりです。

今回DyDoでは『まずはオフィスや工場等において財布やスマホを持ち歩かずに済む便利な環境の実現』とうたっています。

新技術の発展というのは、最初は小さなエリアから始まって、徐々に社会へ広がっていくものです。

まずは、自動販売機からの顔認証決済サービスが始まり、コンビニやガソリンスタンド、そしてスーパーマーケットというように身近なところから顔認証決済サービスが増えていくかもしれませんね。

数年後の社会

今後の数年後の社会においては、顔認証決済が主流になるかもしれません。なぜなら、顔認証決済では、カードもスマホも、そしてもちろんマイクロチップなどの異物を体内に注入する必要もないからです。

また、セキュリティーの面でもカードやスマホの様に盗難にあう心配も無くなりますね。

2020年になってからマイナポイントとキャッシュレス決済を紐づけする為に、マイナンバーを取得する人が増えましたが、その際に顔写真も一緒に登録したと思います。

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今後の社会において、どこへ行っても顔認証決済ができる社会が形成される時、マイナポイント自体に金銭価値をおくなら、スマホ決済、クレカ、電子マネー、銀行も必要の無い世界ができあがるのです。

要するに、マイナンバーカード(マイナポイント)と顔認証決済サービスが直結するなら、余計なものは全て省くことが出来る社会を作ることも可能です。

顔認証決済サービスは日本政府の発表したスーパーシティ構想への第一歩にすぎませんが、新しいテクノロジーによって、今までは当たり前に存在していたものに価値が無くなり、もっと効率の良い社会システムの形成が可能になります。

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DyDo 顔認証決済サービスの自動販売機“手ぶら”購入のまとめ

この記事では、ドリンク会社のDyDoによる自動販売機の顔認証決済サービスの実証実験についてご紹介しました。

実験は3か月間DyDoとNECで行われるようですが、スマホも、財布も必要無い、手ぶらで自動販売機から買い物ができるシステムです。

自動販売機の顔認証決済サービスは、NECのBio-IDiom(バイオイディオム)を利用しています。

NECのBio-IDiom(バイオイディオム)は、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NEC の生体認証システムです。

今後は、このような生態認証システムの普及で社会がどんどん変わっていくでしょうし、まずはDyDoの顔認証決済サービスの自動販売機が街に置かれるのが楽しみですね。

参考:Dydo公式サイト
NEC生態認証公式サイト

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