ハナビラタケの摂取により、NK活性の増強作用、血圧上昇抑制作用、美肌作用など効果があることが判明!
人の体は食べた物から出来ています。そして、人の健康は食べた物に影響されてます。
要するに、身体は食べ物や体に入れる物から構成されているので、食生活の改善をするだけで病気が消えてしまう人や、ワクチンを接種して亡くなってしまう人もいるわけです。
ここ数回は、ハナビラタケの摂取によりガンが克服された人々の体験例や大学での実験結果をお伝えしてきました。では、ハナビラタケとは一体どのようなキノコなのかを見てきましょう。
ハナビラタケはどんなキノコ?
ハナビラタケは、食の安全や栄養など、健康にとって欠かせない成分に恵まれています。ハナビラタケは標高1000メートル以上、かつ限られた条件の環境のみに生息し、夏場に成長する非常に珍しい白キノコです。
様々な病気に効果・効用があることは知られていましたが、実際に天然のものを手に入れることは非常に難しく、幻のキノコと言われてきました。しかし、最近の栽培技術により、この希少なキノコを高品質かつ大量に栽培することが出来るようになりました。
ハナビラタケには、免疫機能に強く作用することが確認されているβ(1-3)グルカンを食材の中でも最も多く含んでいます。この、β(1-3)グルカンの機能性は、様々な研究機関による論文や特許として確認できます。
免疫細胞の活性時には、免疫活性物質(サイトカイン)産生が行われますが、健康維持には、その抑制とともに正常な調整が重要になります。そのために不可欠な活性素材(複合アミノ酸など)をハナビラタケは豊富に含有していることが特徴で、β(1-3)グルカンとの相乗作用を実現していると考えれます。
現時点で知られているハナビラタケによって期待できる身体への効果
こちらが、ハナビラタケによる効果です。
-
- NK活性の増強作用
- アトピー低減作用
- アレルギー性鼻炎抑制作用
- コラーゲン産生促進作用
- 糖尿病発生抑制作用
- 血圧上昇抑制作用
- 脳卒中改善効果
- 造血促進作用
- 血管新生抑制作用
- 創傷治療促進作用
- 美肌作用
- 抗腫瘍作用、免疫賦活作用
- 血流改善効果
- 体脂肪改善効果
NK細胞活性化効果 (がん細胞の消滅)
免疫機能の主役、NK細胞
人体には、外敵から身を守る免疫力が備わっています。免疫細胞の中でも中心的な役割を担うのがNK細胞です。NK細胞は体内を巡り、ガンやウイルスに侵された細胞の監視や退治を行っています。体内には毎日数千個のガン細胞が発生するといわれていますが、誰もがガンになるわけではないのは、このNK細胞の働きのおかげなのです。
ストレスや環境などによりNK細胞が活性を失い十分に機能しない場合、免疫システムは完全に機能しなくなり、ガンや感染症などの疫病が引き起こされる恐れが高くなります。ですから、免疫力を強化するにはNK細胞の活性化が重要です。
臨床試験でもNK細胞活性化効果が現れた
NK細胞の活性を高める食材としてキノコが挙げられますが、中でも注目されているのがハナビラタケです。ハナビラタケ摂取によるNK細胞への影響を調べるため、5人の成人男性にハナビラタケの粉末を8週間、昼食後に摂取し続けてもらいました。その結果、摂取前42.6%だったNK細胞活性が8週間後には57.4%まで上昇し、摂取を止めて4週間後では再び低下しました。
つまり、ハナビラタケを継続的に摂取することによりNK細胞活性が高まり、免疫力が向上することが期待できます。
♦多くの大学で研究されていますが、その中でも健康365に記載されていた東京薬科大学の研究はこちらです。
血糖値上昇抑制効果(糖尿病の予防と改善)
予備軍も入れて1370万人以上が高血糖
血糖値とは、血液100㎖中に含まれるブドウ糖量を表したものです。食事をして血糖値が上がると、すい臓からインシュリンが分泌され、ブドウ糖をエネルギーに変えます。しかし、インシュリンが不足したり機能しないと、ブドウ糖がエネルギーに変わらず血糖値が高い状態(高血糖)が続きます。
高血糖は遺伝的要因だけなく、生活習慣の乱れにとっても誘発されるといわれています。高血糖は自覚症状が乏しい為に徐々に進行し、やがて糖尿病になってしまいます。
高血糖の改善にハナビラタケが威力を発揮
高血糖に対するハナビラタケの有効性を調べるため、マウスにショ糖溶液とハナビラタケを経口投与し、120分間の血糖値変化を測定しました。血糖値がピークに達した30分後、ショ糖溶液のみを投与した対照群では血糖値が76㎎/dlまで上昇しましたが、ハナビラタケ群は43㎎/dlに留まりました。
糖尿病の治療は食事療法と運動療法が基本で、根本的な治療法は残念ながらまだ見つかっていません。経口薬もありますが、副作用の心配もあります。そういったことからも、ハナビラタケは高血糖の予防と改善に希望をもたらすキノコとして注目されているのです。
ハナビラタケで活性酸素を抑制
そこで注目されているのが、大豆に含まれるイソフラボンや、お茶に含まれるポリフェノールなど、食品に含まれる抗酸化物質です。キノコ類も抗酸化物資をを多く含みます。
ハナビラタケの抗酸化性を調べるため、「DPPHラジカル消去活性」を指標に検証したところ、ハナビラタケはアガリクスよりも高い抗酸化性を示しました。
インスタント食品、脂身の多い肉や魚は、体内の活性酸素を増加させる傾向があります。それらをできるだけ控え、抗酸化物質を含む食品をとることが大切です。抗酸化効果の高いハナビラタケは、老化を防ぐ食品としての期待も高いのです。
【関連記事】
血液さらさら効果
さらさらした血液は健康の証
赤血球は血液の細胞成分の一つで、血液1mmg中に成人男性で約450~500万個、成人女性で約400~450万個含まれています。赤血球は肺で酸素と結合し、体内の各組織に酵素を提供する働きをしています。
健康状態がいい人の赤血球は、ハリのあるきれいな形をしています。血液の流動性を優れていて、いわゆる「さらさら」した状態です。
ところが、血液中のコレステロールや血糖値が高くなったりストレスがたまるなどして健康状態が悪くなると、赤血球が重なり合ったり変形したりして、血液の流動性が低下してしまいます。そのように血液の流動性が悪い状態が続くと、脳梗塞や心筋梗塞などになる可能性が高くなります。
ハナビラタケを食べるだけで血流が改善
ハナビラタケによる血液サラサラ効果を調べるため、成人女性6人にハナビラタケ30gを使った料理を毎日摂取してもらい、血液中の赤血球の状態を顕微鏡で観察しました。
その結果、ハナビラタケ摂取前には42%だった「重なり合っている赤血球の割合」が、摂取4週間後には31%に低下しました。このことから、ハナビラタケ摂取により血液の流動性が高まっていることが分かります。
生活習慣の改善とストレスの解消のほか、ハナビラタケなど血流をよくする食品を継続して摂取することで、より高い血液サラサラ効果が期待できます。
♦ハナビラタケの効果を最大にするために、日々の食生活の改善も必要であること
ハナビラタケ、黒ニンニク、冬虫夏草など癌に効く食物が効く人と効かない人
ハナビラタケの効果・効能についてまとめ
ここでは、ハナビラタケの効果・効能についてご説明しました。
ハナビラタケの研究により、ガン、糖尿病、血流改善にも効果があることが分かりました。しかし、その効果を最大にするために食生活の改善をしたうえで、ハナビラタケの摂取の継続をすることが望ましいでしょう。
もちろん、健康な人に対しても料理をして食べて免疫力を高める効果が期待でき、病気になりにくい丈夫な体を作ることができます。また、ハナビラタケには抗酸化性があり 老化を防ぎ、美容にも効果があることが分かっています。
風邪をひきやすい人と引きにくい人がいますが、それは免疫力の違いにあります。免疫力の違いは、風邪に限らずその他の病気についても現れ、免疫力の低下は様々な病気の原因となります。
ハナビラタケは、登山家やキノコ愛好家の間で好んで食べられてきた経緯があり、副作用の心配の必要もないことから、毎日継続して摂取して、健康の改善ができるといいですね。
参考:
ITトレード