産業が進化していくためには、時代に対応していく必要がある。
ここ数回の記事で、今の政策は観光業と飲食業を主に支援しているけれど、その他の業種への支援はほとんどないということをお伝えしました。
もし、政府が経済の支援をしたいと考えるなら、一定の業種のみの支援をするのではなく、一律給付金の様に全個人に対して支援をし、それぞれが好きな所にお金を使い、その結果、廃れていく業種があるならそれは時代の流れというものです。
その場合、お金は個人に支給されているので、例え業界が廃れても、その個人が食べ物がないという状況には陥りません。
産業の移り変わりにおいて、たとえば第二次世界大戦後、ナイロンの普及により、養殖業が廃れる結果になりました。
90年代では、ウォークマンやCDの利用が多かったけれど、今はデジタルにダウンロードする形での音楽業界が生まれました。
その様に、新しいことが起これば廃れる業種があるのは当然で、その結果、今の社会があるわけです。
今後の世の中においても、これから新しい産業が生まれるかもしれないのに、今までの産業を残すことだけを考えて、それらの一定業種にのみ税金を投入していては社会は進化していきません。
一定業界支援は一時的には良いことだったのかもしれませんが、継続的な支援ではただ古い考えの維持をしている様にしか見えませんし、その他の業種の人から見たら不公平にしか見えません。
どんな業種で働いていても、全ての業種から税金を徴収していますし、全ての人から所得税を徴収しているのですから、政府が全ての人を平等に支援することは当然の話です。
それができないのであれば、政治の忖度が存在しているということでしょう。
個人にチャンスを与えることができれば、時代に合った新しい産業が生まれる
コロナを理由に一定業種だけの支援をするのはもう終わりにして、国民全員に一律に支援していく方向性を考えなければ、政府の支援があったか無かったで、また貧富の差を生む結果になるでしょう。
去年の業績と比較して去年の75%の売上分を政府が支払うとか、時代の変化に対応していない政策そのものです。
時代は日々変わっていくのです。
去年と比較していては、新しい業種は成り立っていかないでしょう。
新しいことが取り組めるように、個人が新しいアイディアにチャレンジできるように、もっと個人への給付を強化することによって時代に合った産業が生まれてくるのではないでしょうか。
同じアイディアを共有する人々が政府からもらった10万円を出し合えば、そこから新たなことが起きるかもしれない。また、新しいことを起こそうとする人々集まり、その10万円で生活しながら、日々の時間を新しいことのへの開発に使えるかもしれない。
ですので、月々一定金額の支給(ベーシックインカム)の様な事があれば、どんな状況にあれ、どんな立場にあれ、誰でも新しいことにチャレンジ出来て、新しい産業を生み出すこともできるのです。
でも、今までの業種だけに去年と比較して支援をしているなら、この社会の転機の時に生まれるかもしれないアイディアや新産業をつぶしていると同じです。
2000年の始め、アメリカでは燃料が普通の水(川の水でもOKらしい)で動く車を開発した人がいました。それを発表した直後、開発者は殺されてしまいました。その結果、今もガソリンで動く車が普及しており、電気で動く車の普及が始まり、今後は水素で動く車が出てくるようですね。
ガソリン車ではガソリン会社が儲かる。電気車では電気会社が儲かる。水は、無料。
しかし、普通の水を燃料として動く車があるなら、誰でもその車を買うと思いませんか?
私自身、水で動く車が開発されていたことを最近知ったのですが、その様な事実が隠されてきた現実も残念ですね。
まるで、ニコラ・テスラの様にフリーエネルギー(無料エネルギー)の開発が消滅・破棄されてしまったことと同じです。
今の社会は、サブスクリプションの様に毎月継続的に収入を得続けたいという自己中心的な経済の在り方により成り立ってきた社会です。
車がガソリンや電気で動くなら、車利用者は毎週・毎月支払いを続けなければいけませんよね?
世の中には、そのように支払いを継続させる仕組みの物・サービスがあふれていて、その仕組みを作った者だけが富を維持できる仕組みになっています。
税金も、通信費も、保険料も、病院の薬代も、その他、毎月毎月皆さんが払っているものは何ですか?
この間違った仕組みを覆すために、その逆のことを行うのです。
個人に一律一定金額を支給し、その金額を期限までに使い切る、それを繰り返せば確実に回ります。プールの水を押し出せば、その水が帰ってくると同じことです。この封鎖空間は、全て循環することで、回る仕組みになっているのです。
個人にお金の支給をするということは、新しいことを開発・普及させるチャンスにもなります。
今までのお金の稼ぎ方を維持したい人々が、今までの産業を維持しようとする政策では社会は良くなっていきいません。
今までの金持ちによる同じ経済を維持させたいのか、それとも国民の生活がより良くなるための政策をしたいのかで、政治は全く違うものになります。
皆さんも、今の現状を見て分かる通り、今の政策は現状維持をして今の金持ちにお金を維持させたいという政策をしているにすぎません。
誰のための政治・政策なのか、ということを考えなければいない時にいると思います。
新しい社会を作りたいなら、新しい社会の仕組みの作り方を発信することが大事
テレビの中の誰かが発言することにだけ反応しているのではなく、ここに住む国民が新しい社会の在り方を自ら発信していくことが大切だと思います。
それでなければ、誰かの決めた方向性の上に生きることになり、それは国民にとって良いものとは言えないかもしれないからです。
大概の場合、どこの国も大手企業のみを支援する策ですが、それでは世の中は変化していきませんし、その様な独占的なやり方を継続していると、ある日どこかで革命が起こる、というのが今までの歴史ですね。
現状維持をするのではなく、新しい時代に合った新しい産業を開発することが大事についてのまとめ
今の社会の仕組みが存在しているのも、誰かによって作られてきた結果です。
そして現状の仕組みというのは、その仕組みを作った人だけが富を得るというシステムになっています。
しかし本来、社会のシステムというのは誰もが満足するものであるべきだと思います。
そのためには、この社会のシステムの中で勝ち抜こうという考え方ではなく、この社会のシステム自体を新しい物に変えなければいけない、という思考に変更していかなければいけません。
今ある法律やお金の仕組み、また社会の在り方が正しいわけではなく、誰かが過去に作り上げたものにすぎません。
私たちは、全ての人が幸せになる為に、新しい社会のシステムを構築することができるのです。
古い物にこだわり、新しい政策を考えることも出来ず実行できない人が国の政治と権力握っているなら、人員変更すべき時に来ているのです。
このコロナを機に、今の時代に終わりをつげ、新しい世界を切り開いていきたいと発言できる人が増えていったら時代は変わるのでしょうね。
フリーエネルギーや水で動く車、病院へ行けば病気は治り、その様な社会が構築できるなら、誰も奴隷の様に働く必要はなく、世の中はスムーズに回っていくのです。