持っているだけ海外旅行損害保険が自動付帯して、家族も対象になる家族特約もある4枚のおすすめクレジットカード
海外旅行に行く際には、海外旅行損害保険に加入する必要がありますが、ここではクレジットカードを持っているだけで保険が付帯している「自動付帯」の海外旅行保険のおすすめ4枚をご紹介します。
通常ですと、海外旅行費用をカード決済した場合に海外旅行損害保険が適用されますが(利用付帯)、クレジットカード会社によってはカードを持っているだけで自動的に保険が適用されるものがあります。
ここで忘れてはいけないことは、海外旅行損害保険は障害死亡保険の場合は、金額の一番高いカードが保険の補償をしますが、その他の保険(病院の治療代など)はすべてのカードの合算金額になりますので自動付帯型カードを多く持って海外旅行に出かけることは賢い選択です。

下記の記事では年会費無料のクレジットカードの海外旅行損害保険を比較しましたが、この記事ではクレジットカードの年会費がある無いにかかわらず、「カードを持っているだけで自動付帯される海外旅行保険」を選別しました。

をご紹介します。
海外旅行損害保険が自動付帯しているクレジットカードの補償金額と保険対象者について
アメックス・プラチナカード
アメックス・プラチナカードは、国際ブランド「American Express」のクレジットカードです。アメックス・プラチナカードには年会費が掛かりますが、家族カード4枚は無料で発行されるので合計5枚を保持することが出来ます。
では、海外旅行保険が自動付帯される場合の補償のスペックを見てみましょう。
保険対象者:基本カード会員と、基本カード会員の家族全員
保険の種類 | 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 |
障害死亡・後遺障害 | 5000万円 | 1000万円 |
障害治療費用 | 1000万円 | 1000万円 |
疾病治療費用 | 1000万円 | 1000万円 |
賠償責任(免責なし) | 5000万円 | 5000万円 |
救援者費用 | 1000万円 | 1000万円 |
携行品損害 | 100万円 | 100万円 |
アメックス・プラチナカード(American Express)はカードを持っているだけで、以上のような保険が補償されますが、保険の対象はカード会員本人と会員本人の家族です。
家族(親族)は、6親等以内の血族、3親等以内の姻族の方をいいますので、基本会員の配偶者だけでなく子供や両親も含まれます。
(注意)自動付帯の際には、家族カード会員は補償の対象外。


【公式サイト】Amex・プラチナ・カード公式サイト
*旅行費用をカードで支払っていない場合は、家族会員の保険の補償はありません。しかし、旅行費用をカードで支払った場合には、家族カード保持者とその家族も最高1億円の保険の対象です。この記事では、あくまで「保険が自動付帯のクレジットカードの補償額と対象者」の説明をしています。
三井住友ゴールドカード
三井住友ゴールドカードは、国際ブランド「VISA」もしくは「MasterCard」のクレジットカードです。三井住友ゴールドカードは初年度の年会費無料のクレジットカードで、海外旅行損害保険が自動付帯しています。
では、海外旅行保険が自動付帯される場合の補償のスペックを見てみましょう。
保険対象者:本会員および家族(19歳未満のみ)が対象
保険の種類 | 基本会員 | 基本会員の家族 |
障害死亡・後遺障害 | 1000万円 | 1000万円 |
障害治療費用 | 300万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 200万円 |
賠償責任(免責なし) | 5000万円 | 2000万円 |
救援者費用 | 500万円 | 200万円 |
携行品損害 | 50万円 | 50万円 |
VisaカードとMastercard両方をお持ちの場合でも、保険金額は上記金額となります。
注意:三井住友カードの場合、カード会員の家族に対する特典を「家族特約」と呼んでいますので、公式ページをご覧の際には注意してください。

【公式サイト】三井住友VISAカード・ゴールド
アメックス・プラチナカードと違う点は、三井住友ゴールドカードの場合は家族会員の保険金が減額されているところです。
また、基本会員の配偶者は、保険適用になるためには個人でカード発行手続きをする必要があります。
裏技:障害死亡保険金以外の保険金はすべてのカードの合算金額です。持っているだけで保険の適用になるクレジットカードは、VISA, MasterCardだけでなく他の国際ブランドのカードも併せ持つことが賢い選択でしょう。
エポスカード
エポスカードは、国際ブランド「VISA」のクレジットカードです。エポスカードは年会費無料のクレジットカードですが、海外旅行損害保険が自動付帯です。
では、海外旅行保険が自動付帯される場合の補償のスペックを見てみましょう。
保険対象者:エポスカード会員本人のみ。※家族は対象外。
保険の種類 | エポスカード 保険金額 |
障害死亡・後遺障害 | 500万円 |
障害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
賠償責任(免責なし) | 2000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円 |
エポスカード(VISA)はカードを持っているだけで、以上のような保険が補償されますが、保険の対象はカード会員本人だけですので、家族の補償はありません。
裏技:家族がクレジットカード発行の適用年齢になっている場合は、年会費もかかりませんし家族がクレジットカードを発行することが賢いでしょう。

REX CARD レックスカード
REX Card(レックスカード)は、国際ブランド「Mastercard」のクレジットカードです。レックスカードは年会費無料のクレジットカードですが、海外旅行損害保険が自動付帯しています。
では、海外旅行保険が自動付帯される場合の補償のスペックを見てみましょう。
保険対象者:レックスカード会員本人のみ。※家族は対象外。
保険の種類 | レックスカード 保険金額 |
障害死亡・後遺障害 | 2000万円 |
障害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
賠償責任(免責なし) | 2000万円 |
救援者費用 | 200万円 |
携行品損害 | 20万円 |
レックスカード(Mastercard)はカードを持っているだけで、以上のような保険が補償されますが、保険の対象はカード会員本人だけですので、家族の補償はありません。
裏技:家族がクレジットカード発行の適用年齢になっている場合は、年会費もかかりませんし家族もクレジットカードを発行することが賢いでしょう。

海外旅行損害保険が自動付帯しているクレジットカードのおすすめ3枚のまとめ
ここでは、海外旅行に行く際に「持っているだけで海外旅行損害保険が自動付帯される」おすすめクレジットカードを4枚ご紹介しました。
♦ 最強のクレジットカードはやはり「アメックス・プラチナカード」です。カード会員本人だけでなく家族も同額の保険の対象になっている点です。
♦ 三井住友ゴールドカードは、会員本人と家族にも保険は適用されますが、保険金額が少ないので米国などでは自己払いの額が増えてしまうでしょう。
♦ また、エポスカード(VISA)とレックスカード(MasterCard)は永年・年会費無料の上に海外旅行保険が自動付帯されるので、他のクレジットカードをメインでお持ちでも、エポスカードとレックスカードは必ず加入しておくべきクレジットカードです。
障害死亡保険以外はすべて合算される補償ですので、上記のクレジットカードのどれにするかを選ばずに、できるだけ多くのクレジットカードを持つこともいいかもしれません。
おすすめの組み合わせは、メインカードにアメックス・プラチナカード(Amex)、サブのカードにエポスカード(VISA) と REX Card (Master Card)という組み合わせです。