海外旅行保険は本当に必要か?外国で事故に遭った場合や、病気にかかった場合のもしものために。
近年は、海外旅行に出かける方も多いですが「海外旅行保険は本当に必要か?」と思われている方も多いと思います。
結論からいいますと、必要です!
しかし、なぜ海外旅行保険が必要なのか、海外旅行保険はどんな保険なのか、どこで加入するのがお得なのか、という疑問をお持ちの方もいます。
海外旅行保険は、海外旅行中または出張中に事故に遭った場合や、伝染病にかかり外国で入院した場合の「もしもの為」に備える保険です。
・海外旅行保険は必要?
・海外旅行保険の適用期間は?
・海外旅行保険の大事な項目は何?
・海外旅行保険はどこで加入すればよいのか?
という疑問をお持ちの方に向けて書いています。
ではまず、海外旅行保険の必要性について見てみましょう。
海外旅行保険の必要性
海外旅行保険はなぜ必要なのか
海外旅行保険はなぜ必要なのかは、例えば海外へ旅行中にウィルス性の病気にかかってしまった場合、治療のために病院へ行く必要があります。
2020年ではコロナウィルスも流行り、そのような状況下でも出張しなければいけないという方もいるかもしれません。
しかし、もし運悪く検疫の為に帰国できず外国で入院する場合、海外の治療で使える保険が必要になります。
又は、外国で事故に遭い病院に行った場合、治療費をカバーしてくれる保険が必要になります。医療費の高いアメリカなどでは、保険がない場合には一度病院へ行けば100万円以上の請求になるからです。


海外旅行保険で気を付ける項目は何か
死亡・後遺障害の保険項目は大事ですが、確認しなければいけない項目は「治療代」です。治療代は、海外旅行損害保険の障害治療費用と疾病治療費用という項目になります。
例えば、アメリカン・エキスプレスの提供している海外旅行損害保険の障害治療費用と疾病治療費用は次の通りです。
【傷害治療費用】
海外旅行中の急激かつ偶然な外来の事故による傷害のため医師の治療を受けられた場合。【疾病治療費用】
1.海外旅行中または旅行終了後72時間以内に発病し、かつ医師の治療を開始された場合。ただし旅行終了後に発病された場合は旅行中に原因が発生したものに限ります。2.海外旅行中に感染した以下の特定の伝染病(コレラ、 ペスト、天然痘、発疹チフス、ラッサ熱、マラリア、 回帰熱、黄熱、重症急性呼吸器症候群、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、マールブルグ病、コクシジオイデス症、デング熱、顎口虫病、ウエストナイル熱、リッサウイルス感染症、腎症候性出血熱、ハンタウイルス肺症候群、高病原性鳥インフルエンザ、 ニパウイルス感染症、赤痢、ダニ媒介性脳炎、腸チフス、リフトバレー熱、レプトスピラ症)のために旅行終了後30日以内に医師の治療を開始された場合
上記にありますように、感染症にかかった場合は保険が治療費をカバーしてくれるのです。
海外旅行保険の適用期間
クレジットカードに付帯されている海外旅行損害保険の場合、ほとんどの対象期間は90日です。3か月以上旅行される方は、クレジットカードとは別に損害保険会社の保険に入る必要があるでしょう。
次に、海外旅行保険にお得に加入する方法を見てみましょう。
海外旅行保険にお得に加入する方法
クレジットカードに付帯している海外旅行保険
クレジットカードに付帯している海外旅行損害保険の場合は、追加の加入金額は掛かりません。海外旅行損害保険を取得するためにクレジットカードに加入する方もいます。
クレジットカードの選び方
年会費無料クレジットカードに海外旅行損害保険が付帯している場合は、一番お得に海外旅行保険を手に入れることができます。
保険が適用されるためには、カードを持っているだけで自動で付帯されるものや、旅行前に旅行代金の決済をカードで済ませる必要があるカードもあります。
クレジットカードの付帯保険だけでも最高のサービス(国内・海外旅行保険1億円)は、アメックス・プラチナカード。
【関連記事】アメックス・プラチナカードの海外旅行損害保険・ゴールドカードと比較!
【公式サイト】Amex・プラチナ・カード公式サイト


その他のクレジットカードは、年会費はかかりますが海外旅行保険の補償金額が高い場合があります。また、海外旅行には欠かせない空港のラウンジ使用や、スーツケース無料配送などの特典の付いているカードがあります。
中小企業の経営者や個人事業主の方で、従業員の方も海外出張に行かれる場合は、アメックスのビジネス用クレジットカードの保険を比較しましたのでご覧ください。

海外旅行保険の補償金額を最大にする方法
何種類ものクレカをお持ちの場合の保険の適用は、障害死亡・後遺障害の以外の保険金は合算されます。
同種の保険が付帯されているカードを保有されている場合の保険金の支払いについて
傷害死亡・後遺障害保険金:保険金額は合算されず、最高保険金額が限度となり、各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。
それ以外の保険金:保険金額は合算され、各カードに付帯する保険金額に応じて按分されます。ただし、支払い保険金は損害額が上限となります。
例:外国で事故に会い、病院の治療代が500万円の請求書の場合、
- クレジットカードA: 障害治療費の保険金額200万円
- クレジットカードB: 障害治療費の保険金額200万円
- クレジットカードC: 障害治療費の保険金額100万円
それぞれのクレジットカードが補償してくれるので、合計金額により治療費用がカバーされます。しかし、クレジットカードAしか持っていない場合、残りの300万円は自己負担になります。
海外旅行損害保険の補償を最大にするためには、複数のクレジットカードが必要だということは理解できたと思います。

海外旅行保険の必要性についてのまとめ
海外旅行中または出張中に事故に遭った場合や、病気にかかり外国で入院した場合など、「もしもの為」に海外旅行保険は加入しておくべきです。
障害死亡・後遺障害の保険だけでなく、障害治療費・疾病治療費用の補償金の確認をするべきです。障害治療費・疾病治療費用は、外国の病院で治療をうけることができる補償です。
カードを複数持っている場合は、受けることができる保険金額が合算される項目があります。