砂糖中毒・砂糖依存症の症状とは?砂糖は身体に良くないもの?
最近では、スーパーでもコンビニでも、ケーキからチョコレートやアイスコーヒーまで、砂糖は多くの食品に含まれ、避けることはほとんど不可能です。
砂糖の多い食べ物や飲み物への感情的または心理的依存は、人々の健康の懸念の原因になっています。
また、加工食品や精製された穀物も、体が食品を代謝すると、体内に追加の砂糖を作成します。適度な砂糖は有害ではありませんが、多くの人がそれを取り過ぎてしまっていることが多いようです。
最近のアメリカの研究は、多くの人があまりにも多くの砂糖を食べているようで、アメリカ人の約75%が過剰な量の砂糖を摂取し、その多くは砂糖中毒に分類されている様です。
もちろん、それはアメリカだけの問題ではなく、日本でも同じ状況にあると思います。
・砂糖中毒の症状
・砂糖中毒と感情や精神状態の関係性
について書いています。
人が砂糖中毒を発生する過程・プロセス
砂糖の摂取は、短期的な高揚と体内のエネルギーの活性化をすることができます。いくつかの研究は、砂糖がコカインと同じくらい中毒性があることを示しています。
人々はしばしばドーパミン放出糖を楽しみますが、砂糖の中毒性により砂糖の過剰摂取をして、肥満や糖尿病のような長期的な健康への影響も及ぼしてしまうのです。
他の中毒と同様に、砂糖中毒はうつ気味、不安、ストレスのある人にとってリスクになります。
さらに、絶え間ない疲労に苦しむ人々は、気分を上げるために炭水化物が豊富な甘い食品に手を伸ばす人も多いかもしれません。
砂糖は体内のエンドルフィンを放出し、体内の他の化学物質と組み合わさってエネルギーの急増をもたらしてくれるからです。
人が『精神的なエネルギーを提供する助け』と『砂糖』に共通性を見つけると、誤って砂糖に依存してしまう可能性があります。その結果、人々は、感情・精神の安定のバランスをとるために砂糖を渇望し始めます。
最終的には、甘い物を避けることへのコントロールはほとんどできなくなり、砂糖中毒が発症します。

会社にいると、朝食を取らないまま、何杯も甘いコーヒーを飲みながら仕事をする人がいますね。それは砂糖のエネルギーに頼っている可能性もあります。
♢ 砂糖の栄養素は炭水化物に分類され、炭水化物とは何かをこちらの記事でご説明しています。
>>炭水化物とは?炭水化物の多い食品・糖質と食物繊維の多い食べ物の比較
砂糖中毒のサイン
他の中毒とは違い、砂糖中毒のサインは発見しやすいかもしれません。砂糖中毒の明確なサインは、沢山の砂糖を含んだ食べ物や飲み物を、日々大量に消費していることです。
例えば、常に甘いものを食べたり、暇つぶしのために食べていたり、その結果、急に興奮したり急に元気が無くなったり、エネルギーの起伏が激しくなっているかもしれません。
要するに、甘いものを摂取して血糖値が急激に上がったり、血糖値が急激に下がったりしているのです。そして、血糖値が急激に下がり元気がなくなるのを避けるたに、常に甘い物を摂取しなければいられない状態になります。
さらには、ストレスがあったり、生活の中で困難な状況にある場合には『甘いもの(砂糖)の摂取をしたい』という事を会話にするようになるようです。
米国の大手の会社の中には、甘いお菓子やソーダが山の様にあり、誰でもいつでもそれらを食べたり飲んだりできる状況になっています。長時間のデスクワークでも常に高揚状況を作り出すための砂糖なのかもしれません。

毎日の様にコンビニで甘いものを買ったり、フラプチーノやタピオカミルクティーなどを毎日飲んでしまうのも、既に砂糖中毒が始まっているサインです。
♢ 血糖値が急激に下がると、急激に眠くなることがあります。血糖値をコントロールする方法は、こちらの記事を参考にしてみてください。
>>食後、急激に眠くなる?食後の血糖値の上昇を抑える方法をご紹介!
砂糖中毒と感情の関係性、砂糖依存症による摂食障害
砂糖中毒と、感情的な時の砂糖の摂取
一瞬でエネルギーを与えてくれる甘い食べ物は、砂糖の能力と言えるかもしれません。長くてストレスの多い日には、砂糖は瞬時に疲れを癒してくれますね。
また、別れなどの感情的なストレスに耐えている人々は、自分自身を慰めるためにチョコレートやアイスクリームなどの摂取を始めます。
しかし、感情的な問題に対処するために砂糖に目を向ける人は、中毒になる可能性が高くなります。
感情的な救済のための砂糖中毒の徴候は、体重増加と、毎日の責任に焦点を当てられなくなる傾向があるようです。
ひいては、自尊心を傷つける可能性があり、無力感を引き起こして自尊心が低下し、砂糖の消費量が増え、より深刻な中毒と悪循環につながります。
また、甘いものの過剰摂取によって、罪悪感、恥ずかしさや苛立ちも起こりますので、感情的につらい時期に甘いものを摂取したいと思うなら、まずはカウンセリングなどを受けることが良いでしょう。

自分へのご褒美とか、自分の慰めなど、感情と甘いものを引き合わせることは、砂糖中毒の危険信号です。
砂糖中毒・砂糖依存症と摂食障害
砂糖を摂取したいという感情と不安感は、直接的な関係があり、暴飲暴食や食欲不振、また摂食障害が起こる可能性もあります。
摂食障害のような障害に苦しんでいる人は、心理的・感情的な理由で苦労しています。
ストレスと食べることは、摂食障害と不安との関係の一般的な例であり、砂糖の消費は一般的にストレスと食べることに関連付けられています。
砂糖中毒の場合、不安を鎮めるために食べることと相まって、最終的には体重増加という結果になってしまいます。
また、砂糖は最初に脳内のセロトニンのレベルを高めるにもかかわらず、砂糖の量が少なくなると疲労やうつ病の感情が生まれ、砂糖は不安を悪化させることになるのです。
♢体重増加を避けるために、カロリーゼロの人口甘味料と砂糖を置き換えても、結果は同じですので気を付けてくださいね。
>>人工甘味料の危険性とは?砂糖の200倍の甘さは、体が錯覚を起こしてしまう
砂糖中毒や砂糖依存症から抜け出す方法
砂糖中毒から抜け出す方法は、まず自分自身が砂糖中毒だと認識することです。
次に、少しずつ食生活を変えていくことです。
突然砂糖の摂取をやめることは好ましくありません。砂糖の禁断症状として、イライラや情緒不安定、また無力感が生じるからです。
おすすめの方法としては、不健康な食べ物から、健康的な甘みのあるものに置き換えることが望ましいでしょう。
砂糖の沢山入ったお菓子を食べる代わりに果物を食べるとか、清涼飲料水を飲む代わりにお茶にしてみるとか、日々の生活の中での選択を健康的な事に変えていくことが望ましいでしょう。
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砂糖中毒とは?気が付かないうちに砂糖依存症になっているかもしれないのまとめ
この記事では、砂糖中毒になる経緯とその症状についてご説明しました。
砂糖中毒は、砂糖を食べたときに出るドーパミンを好む人々が、感情・精神の安定のバランスをとるために砂糖を渇望し始めることをいいます。
最終的には、甘い物を避けることへのコントロールはほとんどできなくなり、砂糖中毒が発症します。その結果として、体重増加や精神状態の不安定を引き起こすことになります。
砂糖中毒から抜け出す方法は、不健康な甘いものを摂取する代わりに、果物の様な健康的な甘い物を摂取することがよいでしょう。
急激な砂糖の切断は、頭痛、イライラ、情緒不安定などの禁断症状を起こしますので、徐々に砂糖依存から抜け出しましょう。