公共料金・税金

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いは、供給方法の違い

公共料金・税金

プロパンガス(LPG)と都市ガスの主な違いは供給方法の違いだった!

プロパンガスとは都市ガスは、住んでいる地域によって使用するガスは違います。

都市部のマンションなどにお住まいの場合は都市ガスを使っていることが多いですけれど、郊外や田舎の戸建てにお住まいの方はプロパンガス(LPガス)を利用していると思います。

ここでは、都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いを、その仕組みなどからご説明します。

この記事は
・都市ガスとは?
・プロパンガスとは?
について書いています。
ガス屋の窓口

プロパンガスと都市ガスの違い

プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違い

都市ガス プロパンガス(LPガス)
原料 メタン(燃える気体)を主な成分に持つ天然ガス、海外から輸入する液化天然ガス(LNG)が大半を占めます。 プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス(LPG)。LPGは、大半を海外から輸入しています。
特徴 本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐに気が付くよう匂いをつけてあります。 本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐに気が付くよう匂いをつけてあります。
性質 天然ガスは、マイナス162℃まで冷すと液体になり、体積が600分の1と小さくなります。 マイナス42℃まで冷すと液体になり、体積が250分の1と小さくなります。空気より重いです。
供給方法 道路の下のガス管を通じて供給されます。 LPガスが入ったボンベを事業者が配送します。

都市ガスとプロパガス(LPガス)の大きな違いは、供給方法にあります。

ガスの供給方法

出典:日本ガス協会

ちなみに、70戸未満の方(一般のアパート・マンションおよび小規模団地)に対して導管でLPガスを供給する事業は、液化石油ガス販売事業(いわゆるLPガス事業)です。

ガス屋の窓口

ガス事業と自由化について

都市ガス事業とは?

都市ガス事業は、主に都市部に広く敷設された導管によりガスを供給する事業です。

導管網の規模の経済性を活かして効率的にガスを供給することを特徴としているため、都市ガス事業者は、各地域の都市部を中心に全国に遍在し(約200事業者)、その普及エリアの合計は国土面積の約6%にとどまっています。

都市ガス事業は、1995年に工場など大口のお客さまへのガス小売が自由化されて以降、段階的に自由化範囲が拡大され、2017年4月には小口(家庭用)のお客さまを含めた全てのお客さまに対するガスの小売が自由化されました。

このガス小売全面自由化により、既存の都市ガス事業者が幅広く行ってきた保安業務のうち、ガス機器の調査・危険発生防止の周知に関わる保安業務は、新規参入事業者を含むガス小売事業者が担うことになりました。

もし、都市ガスの供給されている地域に引っ越すことがあるなら、地下のガス管がどのくらいの頻度で新しく交換されているのかを確認することも大事なポイントですね!

プロパンガス(LPガス)事業は?

都市ガスだけでなく、プロパンガス(LPガス)もガスの小売りの自由化の対象ですので、地方でもガスの小売会社が急激に増えた事にお気づきの方も多いのではないでしょうか。

今は、クレジットカードや電子マネー、またPayPayなどで公共料金の支払いができるようになり、キャッシュレスで支払い可能なプロパンガス(LPガス)会社のリストが何百件と並んでいますね。

公共料金支払いはPayPay (ペイペイ)でポイント還元0.5%!
PayPay (ペイペイ)を使って公共料金をお支払すると、還元率0.5%のボーナスポイントが付与されます。家にいてスマホ決済を使って5分で支払い完了!公共料金や請求書を家から支払える方法を説明します!もうコンビニに支払いに行く必要がない!

今は、誰でも自由に、安くて効率のよりプロパンガス(LPガス)を選ぶことができます。

経済産業省によると、『ガスの小売全面自由化に当たり、料金を含む供給条件を事前に消費者に対し説明する義務が、ガス小売事業者に課せられています。』と記されていますので、不当な金額を請求されることもありません。

数多くあるガス会社から自分に合ったガス会社を選ぶ際には、WEBから無料見積リのあるガス屋の窓口のWEB料金診断へがおすすめです。

こちらの記事も参考にしてみてください。

プロパンガス代が高い!1年間で5万円ガス料金が安くなる方法
プロパンガス代が高い!と悩まれてはいませんか?ここでは、1年間に5万円もガス代を安くできる方法があるんです!一人暮らしのガス代も、6人家族のガス代も、はなるべく安くしたいですね。ここでは、確実に今のガス代よりも安くなる方法をご紹介します!

ガス屋の窓口

ガスの完全性について

経済産業省では、都市ガスとプロパンガス(LPガス)の事故の発生状況について、毎年報告を出しています。

ガス事故の発生状況(METI/経済産業省)
経済産業省のホームページ。電気使用安全月間(8月)について。

また、都市ガスを利用する場合、地下の見えない部分でガス管の腐食が進んでいる場合がありますので、気を付けてくださいね。

ガス漏れはガスコンロからではなく、外の地面から発生することもありますので、ガス管は定期的に交換しましょう!

東京ガス(都市ガス)の地下のガス管の交換については、こちらから。

(注意)東京ガスのお客さまの敷地内のガス設備は、「お客さまの大切な資産」です。(ガスメーターを除く)
そのため、古くなったガス管の取り替えにかかる費用につきましては、お客さまのご負担となります。

出典:東京ガス

大阪ガス(都市ガス)の地下のガス管の交換については、こちらから。

大阪ガスも同じように、ガス設備には、お客さま資産となるものと大阪ガス資産となるものがあります。

ガスメーターおよびお客さまの敷地外のガス設備につきましては、大阪ガスの資産です(子メーター除く)。ガスメーターは、計量法に基づき検定満期(7年または10年)がきたら取り替えます。

お客さまの敷地内のガス管や建物に組み込まれたガス管は、お客さまの大切な資産となりますので、工事費用はお客様の負担です。

出典:大阪ガス

ガス屋の窓口

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いは、供給方法の違いのまとめ

この記事では、プロパンガス(LPガス)と都市ガスの違いについてご説明しました。ガスの性質自体も少々違うのですが、主な違いは供給方法の違いにあります。

配給方法の違いとは、都市部の地下を通ってガスが配給されるか、自宅にガスボンベが配達されて配給されるかです。都市部以外の地方では、ほぼプロパンガス(LPガス)を使っていますね。

都市ガスを使用される方は、地下に配線されているガス管が老朽化しない様に、また地震があった際にはガス管にずれが生じていない様に、定期的に点検をしましょう!

また、ガスの小売店の自由化によって、安くて効率の良いガス店を選ぶことができますので、ご自分に合ったガス会社を見つけて節約に繋げてみてくださいね。

自分に合ったガス会社を選ぶ際には、WEBで無料見積リのできるガス屋の窓口のWEB料金診断へがおすすめです。

ガス屋の窓口

出典:経済産業省 ガス(都市ガス・簡易ガス)の小売全面自由化に関する消費者向け資料

タイトルとURLをコピーしました