立ちくらみ、めまいがひどくて悩んでいませんか?ビタミンB12の摂取によって改善できる方法をご紹介します!
立ちくらみや、めまいがひどく悩まれている方にとっては、どうにかして改善したい症状ですね。
それらの症状は、ビタミンB12の欠陥によって起きた貧血が原因かもしれませんが、ビタミンB12を日々十分に摂取することによって改善することができます。
それでは、めまい・立ちくらみの原因と改善方法(ビタミンB12の効率的な摂取方法)をご紹介しますね。
・めまい・立ちくらみの原因
・めまい・立ちくらみを防ぐ為の食べ物(ビタミンB12)
について書いています。
めまい・立ちくらみの原因とは
めまい・立ちくらみの原因
めまいや立ちくらみが頻繁に起きて、悩まれている女性の方は多いですね。
一般的には、貧血が原因なのかな?と思うと思いますが、その貧血の原因がビタミンB12の不足から起こるものなのです。
ビタミンB12は、悪性の貧血に有効な成分として知られています。そのビタミンB12が不足すると、巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)という悪性の貧血が起こります。
ビタミンB12が不足しがちな人
極端な偏食でなければ、ビタミンB12の不足はおこりにくいのですが、次のような方は不足する可能性があるため注意が必要です。
・胃や腸を手術で切除した経験があり、ビタミンB12の吸収に問題がある人
・動物性食品をあまり食べない人
・菜食主義の人
特に、過激なダイエットをしている時などは、十分なビタミンB12のある食事が出来ていないため、貧血の原因を作り、めまいや立ちくらみという症状がお起きているかもしれません。
もし、立ちくらみがひどくなった時期が、ダイエットを始めた時期だとか、食生活が偏食になった時期だという方は、食生活にビタミンB12が十分に取れているか見直してみてくださいね。
では次に、一日に必要なビタミンB12の摂取量はどのくらいか、見てみましょう。
めまい、立ちくらみに効く【一日に必要なビタミンB12の摂取量】
1日に必要なビタミンB12の摂取量
厚生労働省の【食事摂取基準】では、日本人が一日に必要なビタミンB12の摂取量を示しています。
ビタミンB12は、身体に貯めておけない水溶性ビタミンのひとつですので、日々摂取することが必要です。
悪性な貧血を避けるために必要な摂取量
厚生労働省の資料によると、悪性の貧血を改善する際に次のような報告がされました。
7人の悪性貧血患者を対象として筋肉内へのビタミンB12 投与量を0.5〜4.0 µg/日まで変化させた研究によると、1.4 µg/日で半数の患者の平均赤血球容積が改善された。これらの研究結果から、1.5 µg/日程度がビタミンB12の必要量と考えられる。
ビタミンB12の過剰摂取をすると?
逆に、ビタミンB12を過剰に摂取した場合にはどうなるのでしょうか?
ビタミンB12は、過剰摂取による健康障害が無いことも証明されています。なぜなら、ビタミンB12は水溶性ビタミンですので、過剰摂取分は体内に残らず外に出てしまうからです。
ビタミンB12の望ましい摂取方法
ビタミンB12の摂取方法においては、一度に多量のビタミンB12 を含む食品を摂取するよりも、食事ごとに2.0 µg程度のビタミンB12を含む食品を摂取する方法が望ましいと考えられるようです。
ですので、サプリメントなどで摂取したい人は、一日3回の食事の様に摂取することが大切ですね。
参照:厚生労働省の日本人の食事摂取基準2020年
では次に、ビタミンB12を多く含む食べ物ランキングを見てみましょう。
立ちくらみを防ぐ【ビタミンB12を多く含む食べ物ランキング】!
立ちくらみ・めまいを防ぐためには、ビタミンB12を多く含む食べ物を摂取することが大切です。
ビタミンB12を含む食べ物ランキング【総合】
ここでは、ビタミンB12を多く含む食べ物の総合ランキングを表にしています。
ビタミンB12の成分量に関しては、食物100g当たりに含まれる成分量をμgで示しています。
ランキング | 分類 | 食品名 | 成分量(μg/100g) |
1 | 魚介類(さけ・ます類) | しろさけ・めふん | 327.6 |
2 | 魚介類 | シジミ・水煮 | 81.6 |
3 | 藻類 | あまのり・ほしのり | 77.6 |
4 | 魚介類 | シジミ(生) | 68.4 |
5 | 魚介類・いわし類 | カタクチイワシ・田作り | 64.5 |
6 | 魚介類 | アサリ・缶詰・水煮 | 63.8 |
7 | 魚介類 | 天然アユ・内臓(生) | 60.3 |
8 | 魚介類 | あげまき(生) | 59.4 |
9 | 魚介類 | 赤貝(生) | 59.2 |
10 | 藻類 | あまのり:味付けのり | 58.1 |
ビタミンB12を多く含む食べ物の上位は、魚介類が占めています。特に、鮭の内臓(しろさけ・めふん)は100g当たりに327.6μgと、日本人の推奨摂取量の約130倍のビタミンB12が含まれています。
また、ここには記入しきれませんでしたが50位までの多くの食べ物が【魚類の内臓】と、【貝類】、また【肉類では動物の内臓を生で食べる】とビタミンB12の摂取量が多いようです。
第6位のアサリの缶詰(水煮)には100g当たり63.8μgのビタミンB12が含まれています。
ビタミンB12のおすすめの摂取方法
なかなか動物の内臓を生で食べる機会もないと思いますので、魚介類や藻類(ノリなど)からビタミンB12を摂取することをお勧めします。
朝ごはんに味のりや焼きのり、お昼には海苔のおにぎりや、お茶の時間時は海苔巻きせんべいなどを食べると、毎日魚を食べなくても一日を通してビタミンB12を摂取することが出来ますね。
サプリメントでビタミンB12を摂取する
サプリメントでは、50μgを一日に2錠、一日の合計100μgを摂取することを推奨しているようです。
もし、日々の食事からビタミンB12の摂取が難しいようでしたら、サプリメントからの摂取をお勧めします。
厚生労働省の研究の様に、4~5日後には貧血が解消されれ、立ちくらみが改善されるでしょう。
めまい・立ちくらみの原因はビタミンB12の不足による貧血の可能性のまとめ
この記事では、立ちくらみの原因はビタミンB12の不足による貧血の可能性についてご紹介しました。
ビタミンB12が不足すると、悪性の貧血になってしまうからです。
特に気を付けるところは、ビタミンB12は水溶性のビタミンであるため、毎日欠かさずに摂取する必要があります。
菜食主義、肉類や魚介類を食べない食生活、また過激なダイエットをしている方は、特に立ちくらみを経験しているようですが、食生活を変えることによって立ちくらみは改善できるでしょう。
もし食生活の改善が難しい場合は、一日を通して均等にビタミンB12サプリメントを摂取することをお勧めします。